事例No.030リフォームでも大切な収納プランニング
デザイン
日々生活するうえで必要な物は沢山ありますが、その収納でお困りではないでしょうか?
テレビや雑誌で見かける素敵な家は物が散らかっていなくてスッキリしてますね。
家を建てる時やリフォームする際には、新しい生活に向けて夢が広がると思います。
それは清潔感のあるスッキリした空間、温かみのあるゆったりした雰囲気でしょうか?
その夢の家を実現するため色々な情報を集めて検討すると思いますが、収納プランニングは初期の段階で取り入れる事をおすすめします。
そうしないと理想の家の形を作り終えた後で、残った場所に収納を作ることになってしまいます。
その場所は収納するために必要な位置でしょうか?
また大きさは適切でしょうか?
慎重に検討しないと完成後に後悔するかもしれません。
ここでは後悔を少しでも減らせるように収納プランの考え方をご紹介します。
【良い収納はどんな収納か?楽に収納ができて収納する時にストレスがない事が大切です】
そこで考えていただきたいのが・・・
①収納する場所を決めておく。収納する場所=指定席を決めましょう。
②使う場所から近いところに収納をつくりましょう。
③出し入れに手間がかからないようにしましょう。
④気持ち良く収納できる環境にしましょう。
これらの事に注意してプランニングをすると、収納場所までの歩く距離を短くしたり、物の出し入れのアクションが少なくなります。
そのため使った物をしまう事が面倒でなくなり、スッキリとした空間を保つことができます。
具体的にプランニングするには、日常の生活を朝起きてから寝るまで思い出してみると分かりやすいと思います。
例えば、ベッドから起きて顔を洗い、トイレに行って、食事の用意をする。
その途中に洗濯機をまわし子供を起こす。
食事が済んだら食器を洗い、身支度をしながら洗濯物を干す。
部屋の掃除をしながら音楽を聴いたり、テレビを見たりする方もいるかもしれません。
人それぞれ同じ家に住んでいても家族でも違いますし、年数が経過すると生活スタイルも変わります。
子供が大きくなるとその手間が減り、自分の時間が取れるようにもなります。
そうなると趣味の時間が増えたり、必要な空間が変わったりもします。
人が生活するために必要な空間は変化するため、可変性のある事が大切だと考えています。
(興味のある方はこちらもご覧ください。フレキシブルな間取構成)
また家事の省力化のためには、家族の協力も必要になります。
玄関横にコート掛けを作り、帰宅後はすぐに収納することでリビングに置きっぱなしが無くなるなど「ついでに出来る事」を組み合わせると良いと思います。