事例No.021リフォームで取り入れたい段差
デザイン
住宅には段差を作らないように設計することが多いですが、段差を前向きに取り入れることでダイナミックな空間とする事ができます。
その一つの方法として、室内の床と庭の地面レベルを近づける事で室内外の連続性を強く感じることができ、実際よりも広く感じられます。
また庭に起伏を持たせることで、立体感が強まり遠近法により広がりのある生活空間になります。
さらにその考え方を進め室内の床を地面よりも低くするとどうなるでしょうか?
その段差の大きさにもよりますが、座った視線と地面がほぼ同レベルになると、落ち着いた環境となるため滞在時間が長い部屋には最適です。
ただ生活動線上に設けてしまうと行き来に手間がかかってしまうため、その部屋の使い方や移動頻度をよく検討する事が大切ですね。
新築時もリフォームでも同じですが、地面を高くすることや室内の床を下げるには、外部からの水の対策も大切ですのでお気を付けください。