事例No.016フレキシブルな間取構成
デザイン
住宅を新築する時もリフォームする時も将来の生活をイメージする事が大切です。
先日、ブログでご紹介した多様化する家族構成のためでもありますし、自分の趣味が増えたり変わったりする事で必要な部屋が変わることがあります。
また家族構成が変わる事でリフォームが必要になる場合もあります。
ときどき「子供が大きくなり部屋を必要としなくなった」「親と同居する必要があるが部屋が足りない」などのお話を聞くことがあります。
リフォームも新築も同じですが、その時に必要な部屋の使い方だけで間取りを配置し細かく造り上げてしまうと、上記の時にフレキシブルな対応が難しくなります。
特に新築の時には、建物の躯体性能を高めて将来の可変性に柔軟に対応できるようにしておくことが大切です。
その他には、使用目的に応じる事のできる多目的な空間としておくことも必要です。
家族構成の変化に応じるための具体的な対策として、メインとなるリビングとは別にサブリビングを設けるのはいかがでしょうか?
住宅では3LDKや4LDKなどをよく見かけますが、部屋数はそこまで必要でしょうか?
子供が個室を必要とする期間は思ったより短いと思います。
そこで細かく部屋を区切らずサブリビングスぺ―スとしておき、子供が小さいときはおもちゃを広げて遊べるスペースとして、大きくなった時は個室として使いその後使わななくなったら、趣味の部屋にするなどその時々に家族で必要な空間に簡単なリフォームで対応できるようにしておくのです。
その他には建物の立地により、民泊や貸しスタジオなどの使い方もできるかもしれません。
このように建物構造や立地条件により、検討する事でいろいろな可能性が多くありますので、一度家族で話し合う場も大切ですね。