事例No.011建物と庭の関係性
デザイン
東京に住んでいると確保することが難しい庭ですが、小さな空間でもあると心が休まると思います。
庭を有効的に取り入れる方法をいくつかご紹介します。
ひとつは建物の形状をあえて凸凹にして、その隙間に庭を設ける方法です。
例えばお風呂の窓の前に凹みを造り坪庭が見えるように配置する。
またはリビングへ庭を隣接させ、天気の良い日などに窓を開放してリビングの延長として楽しむ方法があります。
また住宅が密集した場所では、建物内に中庭を設けることによりプライバシーを保ちながら庭を確保できます。
この場合、中庭に降り注ぐ太陽の光を建物内部へ導くこともできます。
中庭の良い点として、建築面積に含まれないという事があります。
通常の部屋であれば建築面積に含まれてしまいますが、中庭には屋根が無いため部屋の一部へカウントされることがありません。
そのため敷地の周囲に壁やウッドルーバーを設けて、外部からの視線を避けながら有効的に部屋の一部のような使い方ができます。
このように庭など外部に面した空間は、配置や使い方によっては生活環境を大きく改善することも可能なので、一度リフォームなど行うときにご検討ください。