事例No.001住宅の断熱性能の大切さ
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今の日本の夏は昔と違い、気温が30℃以上の真夏日や35℃以上の猛暑日がもはや当たり前となっています。
さらに地域によっては体温を超え40℃近くになることもあります。
この高い外気温の熱が家の断熱性能の低いところから、室内へ流入してきます。その箇所は屋根や外壁、そして窓、床など様々です。
そのような状況では室温が30℃を超えてしまい、家の中でも熱中症を発症するリスクも高まります。
それを対処する方法としてエアコンなどがありますが、断熱性能が低いと効きが悪く電気代だけが嵩む恐れがあります。
昔の日本の家は夏の暑さに対応するために、庇を深くしたり適度な通風によって家の中の熱を外に逃がして快適な空間を確保していました。
しかし現在は都市化が進み、また近隣のエアコンの室外機などにより窓を大きく開けたりする事も難しくなっています。
窓を開けたとしても熱い空気が入ってくるだけ、なんてことにもなりかねません。
根本的な対処方法としては、家自体の断熱性能を高める必要があります。
それには先ほどご説明した、屋根・外壁・窓・床などの断熱性能を見直す必要があります。
屋根や外壁、床の断熱は使用する材料とそれを正確に施工する事がとても大切です。
また家の中で一番熱の流入が大きい窓について検討する事も重要です。
日本の夏は太陽高度が高いですが、冬になると低くなります。
そのことから夏の暑い時の太陽熱は室内に入れず、冬の太陽高度が低い時は光を室内へ入れるために窓の設置位置を検討する必要があります。
それにより冬の寒さにも対応することができます。
その他にも家の構造や間取りなどにより、対処方法はいろいろ有りますのでお気軽にご相談ください。