練馬区K様邸 戸建てリフォーム防音壁工事
2021/11/01
建築の事
前回は耐力壁移設についてでしたが、今回は防音壁工事をご紹介します。
お客様のご要望で、ひとつの部屋の壁が防音仕様となっています。
防音にするための工法は様々ありますが、今回採用したものは比較的簡易な方法です。
音は物体の振動によって発生して、音の波(音波)として伝わるため、それをどのように軽減するのかが重要です。
戸建住宅の下地として使用される石膏ボードを壁の両面に二枚ずつ張り、防音性を高め、さらに壁の内部には、グラスウールを充填して音を軽減します。
さらに、さらに、石膏ボードの二枚の間に塗布したのが、「グリーングルー」です。
この商品は、2003年にアメリカで発明されて、アメリカでは一般的な防音工事で使用されているようです。
石膏ボードの間に塗布し圧着する事で薄く伸び、時間の経過によりゴム状に変化し、壁の振動を吸収して音の伝わりを塞ぎます。
遮音性能とその比較データも掲載されていますが、1.6㎜の遮音シートよりも良い性能を示しています。
石膏ボードを張る前に裏側に塗布するだけです。
粘度が低かったため、塗布した後、石膏ボードを張る前に垂れてしまうのでは?と、少し心配でしたが、問題無く簡単に施工出来ました。
今後もリフォームの進捗を随時更新していきます!
もしよろしければ、前回のブログもご覧ください。