壁紙のお話し

2020/05/22 建築の事

事務所のカタログ整理をしていたら、壁紙の資料がたくさん出てきました。

 

自分の頭の中の整理のため、まとめてみました。

 

壁紙とひと口に言っても多くの種類があります。

 

代表的なものはこのような物でしょうか?

 

●ビニールクロス

●紙クロス

●織物(布)クロス

●木質系壁紙

●珪藻土・漆喰系壁紙

●オレフィン壁紙

●シール壁紙

●その他

 

順番に特徴をまとめてみます。

 

「ビニールクロス」

日本の多くの住宅で使われていて、表面のビニールシートに裏紙として紙を貼り作られています。

ビニールの素材を活かした細工処理が可能なため、色柄が豊富で表面に凹凸のあるエンボス加工など、様々な種類があります。

特徴

安価であるが耐久性が高く表面がビニールで水を通さないため、汚れも拭き掃除する事ができる。
消臭・抗菌・防カビなどの機能を加えた物も多く発売されている。
デザインの種類が豊富なため、好みの空間に合わせてコーディネートしやすい。

「紙クロス」

パルプを原料とした物でプリント加工やエンボス加工された種類も多くあります。

海外から入って来たもので多数のデザインがあります。

自然素材のため環境や健康に対して安心できる面があります。

特徴

紙素材は、空気中の湿度調整機能がある。
柔らかい印象の物やヨーロッパ風の鮮やかな雰囲気の物などで演出できる。

ビニールクロスと比べて薄いため、下地の凹凸が目立ちやすい。

「織物(布)クロス」

木綿や麻のような自然素材を使ったタイプと、パルプとポリエステルなどの化学繊維により作られている不織布壁紙、そしてシルク素材やサテン素材など多くの種類があります。

ゆったりとした雰囲気を演出できるため、ホテルや美術館など高級感が必要な場所で取り入れられることが多いです。

表面の汚れは、はたきをかける等として水拭きは向きません。

特徴

織物・布ならではの風合いが美しく、また紙クロスと同様で湿度調整機能がある。
汚れが付着すると落としにくく、きれいに保つために注意が必要。

「木質系壁紙」

薄くスライスした天然木やコルクを表面に貼って作られています。

素材その物のため見た目が良く高級感があります。

特徴

木質系のデザインは、温もりのある雰囲気になる。

部屋全体がスタイリッシュになり、おしゃれなイメージになる。

他の素材クロスと比べて高価。

「珪藻土・漆喰系壁紙」

自然素材の土や石などを主な原料としていて、素材を活かした個性的な物や、温かみのある物など、多種多様なデザインがあります。

特徴

珪藻土や漆喰といった無機質の素材のため、調湿性に優れている。

本物の塗り壁と比べると見劣りしてしまう。

「オレフィン壁紙」

プラスチックの一種であるオレフィンは、ポリエチレン・ポリプロピレンといった合成樹脂が主原料で、比較的ビニールクロスと近い性質を持っています。

オレフィン壁紙には「木質系」や「石目調」のようなデザインもあります。

特徴

ビニールクロス同様で汚れに強く、表面の汚れは水拭きが可能。

表面の強度が高くキズも付きにくい。

焼却した際に煙・塩化水素などの有毒ガスがほぼ発生しない利点がある。

「シール壁紙」

既存の壁紙のうえにそのまま貼ることができて、また何度も貼り直しができることから、賃貸やDIYをする方に支持されています。

特徴

何回も貼り直しができる。

壁を傷つけることがない。

デザインなど種類が多い。

「その他」

その他に私が気になっている壁紙がいくつかあります。

 

●プロジェクター用

●マグネット

●ホワイトボード

●黒板

●インクジェット

 

プロジェクターを映すもの、磁石がくっつく機能があるもの、ホワイトボード・黒板の機能が付いているものなど用途に応じて、壁でいろいろと遊べるものがあります。

 

最後のインクジェットは、自分の好きなデザインをインクジェットにより壁紙に転写し、それを壁に貼るというものです。

 

本当にアイデア次第で自由な空間をつくる事ができますね!