よみがえれ!老朽家屋
2020/07/07
ブログ
今回は「よみがえれ!老朽家屋」という本をご紹介します。
本の題名から古い家をリフォームするような内容が想像できます。
実際の内容もその通りなのですが、中古物件を購入するまでの過程と実際に現場で起こったドタバタな内容がとても共感できました。
施主である筆者はこれまでいくつかの中古物件を購入し、リフォームの経験も豊富な方です。
また、イギリスの中古物件も購入して改修するほど知識もあります。
その人が現在お住まいの、吉祥寺近くで店舗併用住宅に造り変えていくお話しです。
まず物件探しからはじまるのですが、自分の住みたいイメージがしっかりしているため、建物に求める事も明確です。
求めていることは、「生きがい追求リフォーム」を行い「おうちショップ」を実現する事でした。
探していると、求めている立地で建物の条件がピッタリで予算内に収まる物が見つかります。
そして、ご縁があった工務店により工事が進んで行くのですが、その内容にはハラハラさせられました。
紆余曲折あり無事完成を迎えて終えるのですが、日本とイギリスの中古物件事情の違いに考えさせられました。
イギリスでは何十年も経過した家を、自分で手を入れて綺麗に保たせますが、日本では未だに新築の着工数が多く、少し前に比べると増えましたが中古物件の流通が少ない状況です。
いまでは、東京でも大きなホームセンターが出来たりして、なかを除くと専門的な材料も販売されています。
これからさらにDIYをする方が増えていき、中古物件を購入して簡単な修繕は自分で行うようになるかもしれません。
そうすると私たちリフォームに携わる者が生き残るために必要なものは、より専門的な助言や提案なのかもしれませんね。